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ブラジル人の帰国者は6万人!日系ブラジル人は4万人減少!?

2009年7月19日日付の日本経済新聞に久しぶりに日系ブラジル人の記事を読んだ。サンパウロ支局長の檀上誠さんが書いたもので、内容としては金融危機の影響で帰国した日系ブラジル人の現状を中心になっています。ブラジル三井物産ファウンデーションの支援の下で帰国者の支援を行うNPOのISECの「カエル・プロジェクト」やボランティア団体「グルーポ・ニッケイ」(ポ)、そしてオウリニョス市の日系市長の下で発端した「セントロ・デカセギ」 (ポ)の代表者らが支援の要請が倍増していると話し、対応に困っているとのこと。あと日本政府による帰国支援金の申請数が7200人を超えたと記載されており、 現状が以前厳しいような印象を受けました。

ただし気になったのは帰国者数が「3万~5万人といわれるが実態は不明だ」の部分でした。実は以前にもブラジルで発行されている日本語新聞のニッケイ新聞の渡辺親枝記者も「大量帰国報道は本当か=片道チケットが五倍に」の記事でも具体的な数字を記載しなかった。

しかしそれはおかしい話だ、入国管理局は指紋の採取までしているのだから、入出数は把握しているはずであり、その数字を発表しているはずだ。案の上サイトの統計の所に出ていますが、現在7月末なのに最新の数字は1月と6ヶ月も前のデータしかありませんでした。サイトのデザインを見ても、何年も前から同じものを使っている感じがするし、ポルトガル語のセクションは殆ど更新されていないような手の抜き様に呆れました。「日系人離職者に対する帰国支援事業」の説明すらも書いていません。いや~あれは厚生労働省の管轄だから~とかいかにも役人的な言い訳で書いてないのでしょうね。。。そして肝心な厚生労働省もポルトガル語での説明を一切発表していないので、ブラジル人達は自力でたどり着くしかありません。

すみません、話が逸れてしまいました。それでは、その後ネットで検索を続けると何故か法務省の統計のページに4月までのデータが載っている事が分かりました。そして衝撃の事実が判明しました。なんと2008年1月から2009年4月の間に5万9344人が帰国したことになります。そのなかに色んな種類のビザの持ち主が含まれていますが、デカセギで最も一般的な定住者・永住者・日本人の配偶者・永住者の配偶者だけを計算しても4万6198人となり、私が去年末に予想した30万人を下回るような数字になります。

上記のグラフ作成に使った計算表はこちらになります。

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